ソヨゴ(冬青)

ソヨゴ(冬青)の基本情報

分類と原産地

モチノキ科モチノキ属の高木樹木で、日本、中国、台湾が原産地です。

特徴

常緑樹でありながら寒さや日陰に強く、北側の日陰にも適応します。
成長が遅く、生垣や目隠し、シンボルツリーとして重宝されています。
波打ったような乾いた質感の葉を持ち、風で葉がこすれあうとカサカサと面白い音が鳴ります。

花と実

6月頃に、葉のつけ根から伸びた花序に小さな白い花を咲かせます。
10月~11月頃には赤い果実が熟し、ユラユラと揺れる様子が庭木として好まれます。
雌雄異株のため、実をつけるのは雌株のみです 。近くに雄株がないと実がならないことがあり、雄株と雌株を近くに植えることでよく実がなります。

ソヨゴ(冬青)

育て方の基本

栽培環境・用土

日当たり:日光の当たる場所から明るい日陰まで植えることができますが、西日が当たらない場所が最適です。
好む土質:水はけがよく、有機質の多い用土を好みます 。赤玉土(中粒)と完熟腐葉土(または完熟樹皮堆肥)を同量混ぜたものが適しています。

水やり

植えつけてから2年未満の株(庭植え・鉢植え共通)は、土の表面が乾いたらしっかりと水を与えます。
庭植えで2年以上経過した株は、水やりの必要はありません。

肥料

庭植え:2月頃に「寒肥」として、株元の周りに有機質肥料を置き肥します。
鉢植え:3月頃に化成肥料を追肥します 。

お手入れと管理

植えつけ・移植

時期:4月~5月頃が適期です。
方法:植える穴や鉢底に、有機質肥料または緩効性化成肥料を元肥として混ぜ込みます。
移植時の注意:根を切る場合は、あらかじめ剪定で葉の量を1/3程度減らしておきます。
また、日が当たるようになった幹部分は、翌年の秋まで麻布テープなどで巻いて保護しましょう。

仕立て方

幹が1本の「単幹仕立て」と、根元から数本の幹を伸ばす「株立ち仕立て」があります。
単幹は幹が太く背も高くなりますが、株立ちは養分が分散するため成長が緩やかになります。
植える場所に応じて選びましょう。

剪定

丈夫な樹木のためいつでも剪定可能ですが、自然な樹形を楽しむため定期的な剪定は必要ありません。
樹形が悪くなった場合に伸びた枝を間引いたり切り戻したりするほか、込み合った枝や枯れ葉を落とす程度で十分です。

ソヨゴ(冬青)

病気と害虫の対策

害虫(ルビーロウムシ/カイガラムシ)

よく発生する害虫で、他の樹木に広がることもあるため周囲の確認が必要です。
成虫の対策:ロウ状の物質で覆われていて薬剤が効きにくいため、樹皮を傷めないよう歯ブラシなどでこすり落とします。
幼虫の対策:6月~7月頃に発生する幼虫はロウ質に覆われていないため、この時期の薬剤散布が非常に効果的です。

病気(すす病)

葉がすす状の黒いカビに覆われ、見た目が悪くなるだけでなく光合成が妨げられます。
病気に効く薬剤の散布が推奨されます。

ソヨゴ(冬青)
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ソヨゴ(冬青)
ソヨゴ(冬青)
ソヨゴ(冬青)
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