松竹梅01

中国では、縁起を担いだ三つの植物「松・竹・梅」
冬の厳寒の中、マツ、タケ、ウメが画題にされることも多く
中国で『歳寒三友』と呼ばれて他の植物より縁起の良いものとして
考えられていた。
寒さに耐えて緑を保ち、強い生命力を持ち合わせる常緑の葉は
長寿を表す『松』
成長が早く春先に力強い芽を出す。その旺盛さは
繁栄を意味する『竹』
厳寒の1月中旬に他に先駆けて蕾も可憐で美しく
花開く清らかな『梅』
古くから絵画や花器・茶器などにも描かれて用いられていた。
「松と竹」は、日本に自生している。
「梅」は、中国原産で奈良時代に日本に渡ってきた。
その後、慶事や新年の御祝の飾りに、松・竹を添えて
門口に飾り付けるようになった。
また、裏庭で育てた千両や万両などの赤い実の付いた枝を
新年の御祝いの材料として用いることもある。
長寿の『松』
繁栄の『竹』
優雅な『梅』
江戸時代には、この三つの植物を松竹梅(しょうちくばい)と
親しみをこめて結びつけるようになる。
最高の縁起物として現在も、御祝、慶事にさまざまに利用されている。

松竹梅02
松竹梅03
松竹梅04
松01
梅01

十両、百両、千両、万両

十両