サフィニア

ナス科ツクバネアサガオ属の植物。
サントリーと京成バラ園芸の共同園芸品種です。

サフィニアはペチュニアと違い、生育しても草姿が乱れず、花数が多く、
開花期間も長い特徴があります。
開花時期は4月~10月。
多年草で、11月に地上部が枯れても温度管理により越冬も可能です。

従来のペチュニアを品質改良したのが始まりで、地面を這うような性質で匍匐性が強いことから、
サーフィンとペチュニアをかけ合わせて、サフィニアが生まれました。

サフィニアは栄養系繁殖であるため種子が少ないので、花数は多くなり、とても優れた園芸品種です。
サフィニアの花径は大輪は10cm、中輪は6㎝~8cm、小輪は3㎝程。
豊富な花径を持ち合わせており、花色は紫、紫桃、青紫、赤、赤紫、桃、黄、白色など多彩です。
変化にも富んでいて変わった形も生まれています。

東向き、または南向きの日光がよく当たる場所が適しています。
降雨には弱いため、ペチュニアと同様で花壇には向きません。

ハンキングや横長のプランターが最適ですが、梅雨時期には移動できるプランターもお勧めです。
枝が次々と伸びていくのが特徴で、先に伸びた枝を切り戻して、新しい枝を出させるようにします。
それにより、枝数も増えて蕾も増加することにつながります。
植物の仕立て方の選択肢も広がり、用途に合わせた性質を持つ改良品種も生まれています。

耐寒性は低いので、越冬させるには室内管理が必要となります。
一般的には一年草ですが、本来は多年草であるため、温度管理を行えば翌年以降も楽しむことは可能です。
ただし、ナス科の植物なので連作障害を引き起こすことがあります。
よりよい状態にするには土の消毒、または土を入れ替えるなどの対策が必要となります。
これは同じナス科の園芸植物やペチュニアも同様です。

サフィニアは乾燥に弱いので、表土が乾いたらたっぷりと水を与えます。
夏時期は乾燥が強くなるため、朝と夕方に水やりしましょう。
花が咲いている期間は、花に直に水が当たらないよう株元に水を与えます。
また、多少水がかかっても次々と花が咲くので問題ありません。

植え付け時に、用土に元肥として化成肥料や緩効性肥料を混ぜておきましょう。
花を多く咲かせるためには、肥料を定期的に与えましょう。
サフィニアには、液体肥料(希釈した)も効果があります。
液体肥料は、植え付けした2週間後頃から使用しましょう。

花が咲き終わったら、早めに花びらを摘み取りましょう。
放置していると茎や葉が変色して、花が少なくなるなど生育によくありません。

病害虫対策としてはコナジラミやアブラムシが発生しやすいため、殺虫剤散布して防除しましょう。

サフィニア
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