天然木のウッドデッキは樹木の種類、産地、樹齢、板取の場所によって特徴が異なります。水に強いのはどの種類も同様ですが、自然木なので、反り返り、ひび割れなどがあります。使用上の問題は少ないのですが、施工するときには注意が必要です。

ウリン材の屋外耐久年数は15年~20年といわれています。木材自体が防虫作用を持ち合わせているため、すぐには腐りません。安定的な入手が難しいため、施工前に在庫の確認が必要です。木の温もりや、とくに冬の間太陽の温かみを感じられるのはたしかに天然木のよいところです。時間の経過と共にほとんどの樹種が茶褐色からグレー色に変化していきます。

樹脂木ウッドデッキは樹脂と木粉を決められた割合で混ぜて作られているため、天然木と大きく違うのは、色落ちしにくいところです。また天然木の表面におこる皮のはげる、削げたりささくれができることがありません。天然木の温かみやぬくもりも自然に近づけるように濃淡を組み合わせて繊細な質感になっています。カラーも豊富で形もさまざまで、スペースに対応できるようになっています。また、天候によって変色やくすみがないため、損傷が起きにくいので耐久性に富んでいます。デッキ表面にねじやビスを打たない、ささくれができない、安全にも配慮がされていて、幼児が素足で歩いても怪我をしないように改善されています。

天然木 冬期に太陽熱を吸収して温かみを感じられる。
夏期は太陽の日差しもやんわりと吸収して心地よい。
シロアリに弱い。
天然なので湿気を吸収して反りがおきやすい。
耐久年数が低いので数年後には腐り始める。
変色が起きる。
樹脂木 シロアリに強い。
カラーや形が豊富。
湿気を吸わないため、反りがおきにくい。
夏期は熱を吸収しやすいため樹脂自体が熱くなってしまい、冷めるまで素足で出られない。
耐久性が高いため、通常の使用では腐らない。
極端な変色がすぐにはおきない。